神長官守矢史料館

設計:藤森照信

長野県茅野市宮川高部389-1

 

建築史家の藤森照信さんの、建築第一号。

自然な建築を目指し、

ちょっと昔ではなく、縄文とかかなり昔までさかのぼった建築。

このような建物は周囲の自然にとてもよく馴染む。

意味ありげな屋根から飛び出した柱。

外壁の板はかなり時間がたって、黒ずんでいる。

こちらの面の板もかなりグレーに変色しているが、

自然な感じなので、違和感はない。

右側の外壁はコンクリートと土を混ぜた物。

とても自然でいい感じに仕上がっている。

ひょっこりこんな建物があると町並みも楽しくなる。

中の仕上げも土っぽい感じ。

ところどころ壁面が斜めになっている。

雰囲気のある窓。

やはり、薄い肌色と濃い茶色の組み合わせは抜群である。

 

藤森さんの建築は意図がしっかりつらぬかれているので、

完成度が高く見応えがある。

内部の構造部分は安全に現代の素材で、

目に見えたり、肌に触れる表面の素材は昔ながらの自然素材を使用している。

 

建築にお金や時間はかかっているかもしれないが、

このようなしっかりした建物がどんどん増えていってほしいと願う。

安くて早い商業主義的な建物ばかりでは、情緒も文化もない、

ひどい町になってしまう。

一般の建築の場合、無駄にお金をかける必要はないが、

街並みを損ねない程度の最低限の配慮がほしいものである。